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介護関係のいたましい事件が続いています。

何故、このようなことがおきるのでしょうか?

厚生労働省の研究班が2005年6月に実施した介護者へのアンケート結果があります。その結果、驚くべき実態が明らかになりました。
「死んでしまいたいと感じることがあるか」との問いに65歳以上の介護者の29〜32%が「ある」「少しある」と回答しています。
 

事件報道は、下記に掲載します。随時更新していきます。
杉並のアパート 84歳男性病死 認知症の妻1週間気づかず
8月8日8時0分配信 産経新聞
 7日午前10時ごろ、杉並区荻窪のアパート一室で、この部屋に住む無職の男性(84)が死亡しているのを、知人から届けを受け、駆けつけた警察官が見つけた。男性は死後約1週間で、外傷はなく病死とみられる。室内には男性の妻(83)がいたが熱中症の症状を訴え入院。妻は認知症で「夫が起きてこない」などと話しているという。
 荻窪署の調べでは、夫婦は約10年前からアパートで2人暮らし。夫は布団の上でバスタオルをかけあおむけに倒れていた。荻窪署は妻が認知症で夫が死んだことに気づかなかったとみて、知人や親族らから詳しく事情を聴いている。

地震で死亡の9人、うち4人が「要介護」

産経新聞
2007/7/18 6:03
 中越沖地震で死亡した9人のうち、高橋三作さんら4人が介護保険の要介護認定を受けていたことが17日、分かった。要介護認定者は災害時に1人で避難することが困難な場合も多いが、町内会などには伝えられていなかった。
 柏崎市は今年3月、災害時を想定して、避難に支援が必要な高齢者や身体障害者らの名簿を作成。さらに町内会に自主防災組織をつくるよう依頼していた。同市介護高齢課では「プライバシーの問題があり、名簿に関して自主防災組織への情報提供のあり方を検討しているところだった」としている。
 同課によると、4人はそれぞれ要支援1-要介護2に認定されていた。要介護2は、認知症や足腰が弱るなど生活の一部に手助けが必要な人が認定されるという。

北九州で父娘が無理心中か…「介護に疲れた」父が遺書

2007.06.01 Friday 読売オンライン 30日午後8時半ごろ、北九州市小倉北区東篠崎1のマンション11階の会社員榎本憲明さん(59)方を訪ねた知人女性が、室内で榎本さんと長女の無職多恵子さん(28)の遺体を発見した。榎本さんは首をつっており、室内から「介護に疲れた。娘には悪かった」という榎本さんの遺書が見つかった。福岡県警小倉北署は無理心中とみている。

 調べによると、多恵子さんには殴られたような跡が複数あり、床にあおむけに倒れた状態だった。新聞受けに29日以降の新聞がたまっており、死後数日が経過しているとみられる。

 榎本さん方は2人暮らし。多恵子さんには両耳が聞こえにくいなどの障害があったという。同署は多恵子さんの遺体を司法解剖して死因を特定する。

介護放棄で妻子起訴=殺人罪適用は見送る-広島地検

2007/02/20-20:31時事ドッドコム掲載
 広島市安芸区で寝たきりだった松田洋一さん=当時(60)=が死亡、家族3人が殺人容疑で逮捕された事件で、広島地検は20日、妻の元パート従業員由美子(63)、長男の無職博之(37)の両容疑者を保護責任者遺棄致死罪で起訴した。いずれも起訴事実を認めている。
 広島県警は松田さんの遺体発見時の状況から、殺人容疑での立件に踏み切ったが、地検は「確定的な殺意まで認められない」として殺人罪の適用を見送った。
 会社員の二男については「介護を母と兄に任せ、要介護状態に対する認識が薄かった」と判断、起訴猶予処分とした。
高齢介護と家事が二重の負担に
立命大研究者ら男性介護者調査
京都新聞2007年2月22日(木)掲載
 孤立しがちなために実態が分かっていない男性介護者の現状について、立命館大の研究者らが22日までに、初めての全国アンケート調査をまとめた。高齢の介護者が多く、3人に2人が健康に問題を抱えるなど、厳しい状況で介護を続けている現状が明らかになった。3月18日に京都市で開かれるシンポジウムで報告する。
 調査したのは、同大学人間科学研究所の研究者でつくる「男性介護研究会」(代表・津止正敏産業社会学部教授)と日本生活協同組合連合会医療部会。昨年10月から11月にかけ、東京、大阪、兵庫など20の医療生協を通じて500人に配布し、約6割の295人が回答した。
 平均年齢は介護者69・3歳、被介護者79・1歳と高く、介護者の65・1%が体の不調を感じたり通院していた。73・9%は無職で、介護のため21・6%が退職している一方で、介護休暇制度の利用経験者は14・3%と低く、制度が活用できていない現状があるという。
 炊事や洗濯などの家事は半数以上が介護者自らしているが、炊事などを「苦手」とする人も多く、介護と家事が二重の負担になっていることがうかがえた。「頼りにしている人・機関」に43・8%がケアマネジャーを挙げたが、「地域とのつきあいがなくなった」とする人も多く、男性介護者が孤立している状況が浮き彫りになった。
 調査をまとめた斎藤真緒・産業社会学部助教授(家族社会学)は「介護は嫁という構図が崩れ、男性介護者が増える一方、支援が抜け落ちている現状がある。男性も女性も負担なく介護にかかわることができる支援が必要ではないか」と話している。
 シンポジウム「男が介護するということ」(立命館大人間科学研究所主催)は18日午前11時から衣笠キャンパス(京都市北区)で。申し込みなどは同研究所Tel:075(465)8358へ。
高齢者虐待通報月に4件も 
苫小牧民報2007年2月14日掲載
 苫小牧市内で、高齢者虐待の相談、通報が増加している。昨年4月に高齢者虐待防止法が施行され、虐待の発見者に通報が義務付けられたため。市は今後、市民周知の徹底や支援ネットワークの整備などを進めていく方針。
 法律は、高齢者虐待を、身体的、心理的、性的、経済的と、介護放棄の5つに分類。暴行のほか、無理やり食事を与えたり、怒鳴りつけたり、話しかけられても無視も虐待に。生活費を使わせなかったり、年金などを本人の意思に関係なく使う、介護せずに生活環境を悪化させても虐待と判断する。
 市によると、昨年4月から今月13日までの相談、通報は延べ27件。調査によって虐待と判定されたのはケースは19件に上っている。法施行後、しばらく月平均1、2件のペースで推移していたものの、昨年10月以降、月平均4件前後にまで増えた。「市民周知が広がれば、さらに増える」と市はみている。
 内訳(重複あり)は身体虐待が81ヲ占め、心理的19%、経済的と介護放棄が同じ3.7%。ほとんどの高齢者が自宅で家族から被害を受けていた。介護疲れから加害者になる例もあるといい、市は養護者の支援策について模索している。
「介護に疲れた」45歳息子が74歳母殺害<2/3 14:18>
2007.02.05 Monday 日経ネット掲載
さいたま市で2日夜、「母親を殺害した」と警察に出頭した男が逮捕された。男は、74歳の母親の介護を苦に犯行に及んだと供述している。
 殺人容疑で逮捕された無職・中里武雄容疑者(45)は、2日午後10時半ごろ、「母親を殺した」と警察に出頭してきた。警察が中里容疑者の自宅を調べたところ、母親・みちさんがベッドにあお向けで死亡していた。
 中里容疑者は、母親と兄との3人暮らしで、「介護に疲れた」「首をタオルで絞めて殺した」などと話している。
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※ここでは、介護問題を考えるために報道された記事を掲載しています。